毛周期と脱毛について
毛は永久に生えているものではなく一定期間を過ぎると抜け落ちます。そのようなサイクルを毛周期というのです。毛周期には成長期、退行期、休止期という三段階のサイクルが存在します。
まず成長期ですが、この期間は毛がどんどん成長する時期になります。というのもこの時期に細胞の分裂が活発に行われるため、それに伴い毛も長く成長することになります。
その次には退行期がやってきます。退行期は字の通り、毛の成長が止まる時期です。これまで活発に行われていた細胞分裂がストップするためで、ただ毛が生えている状態のことを言います。
最後に休止期が訪れます。これは生えている毛の成長が止まり、毛が自然に抜け落ちる時期のことを言います。休止期を得て、再度細胞分裂が起こり新しい毛が生えてくるというサイクルを繰り返しているのです。すべての毛が同じサイクルでこのような形をとっているわけではなく、毛によっては成長期に当たるものもあったり、また休止期でもうすぐ抜け落ちるものもあるのです。
また、今生えている毛は、ごく一部で実際には三分の二の毛は、肌の下に生えない状態で眠っているのです。ですので、その仕組みを考えない方法で処理してしまうと、処理をしてもまた生えてくる毛に悩まされることになるのです。
これは医療レーザー脱毛にも言えることで、毛周期をしっかりと考えて行わないとしっかりとした効果を感じることができなくなってしまうのです。ですので、成長期の毛を処理した後、休止期の毛が生えてる頃合いを図って処理をする必要があるのです。このようなことから一回の医療レーザー脱毛ですべての毛を処理することはできず、何度かクリニックに通い施術を受ける必要があるのです。また、体全体の毛が同じ毛周期ではないために、それぞれの部位によって期間や施術法なども変わってくるのです。
例えば頭の髪の場合は成長期は２～５年、休止期は３～４ヶ月ですし、ワキの場合には成長期、休止期ともに３～５ヶ月というサイクルになっています。腕の場合には成長期、休止期ともには３～４ヶ月です。このようにみるとそれぞれの部位によって明らかに毛周期に差があるのがわかります。ですので、それぞれの部位によって一度だけではなく、サイクルを見極めて最適な時期に再度脱毛施術を受ける必要があるのです。このような施術を受けるには技術力が確かで料金も適正なクリニックを選ぶようにすると、効果、料金ともに納得して受けられるのです
